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[ 284字|2000.7.1|社会 (society)|econoTREND ]
□総外貨準備高が減少
中央銀行によると、今年6月12日現在の総外貨準備高は153億5,800万ドルだった。5月レベルに比べ8,300万ドル減少した。満期を迎えた政府債務の返済が行われたためと説明されている。これに対してアナリストは、海外からの投機的な短期資金(ホットマネー)など資金の流入が落ち込んだことが総外貨準備高の減少を招いたと分析。政府が今後、海外からの借り入れ規模を拡大しない限り2000年末の目標額160億ドルの達成は困難とみている。中銀は、外国為替市場での中銀によるペソ防衛のためのドル売りペソ買いが外貨準備高の減少を招いているとする観測を否定、市場介入は行っていないという。