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[ 232字|2000.5.20|社会 (society)|econoTREND ]
□政府保有株売却の遅れで歳入減
民営化委員会によると、今年14月期に政府が所有する土地、および株式の売却によって得た歳入は10億ペソだった。同期に予定していた45億9,000万ペソを大幅に下回った。保有しているマニラ電力(メラルコ)、電力公社など大手企業5社の株式(総額220億ペソ相当)の売却が、①市場の反響が鈍いこと②関連改革法案の成立の遅れ③所有権を巡る対立——などで、いずれも先送りされたのが主な要因。政府は、株式売却益を各省庁、政府関連機関の備品購入費や公務員の出張費などに充てる方針。