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政府は、首都圏とカラバルソン地域を結ぶ高速通勤鉄道「ＭＣＸ」の建設資金として小渕基金からの借り入れを検討している。同基金の金利が年率１％、返済期間は10年間の猶予後、40年と民間金融機関からの融資に比べ有利なのが理由。政府は当初、ＭＣＸの建設を民間に委託する予定でアヤラ・グループと交渉していた。しかし、同基金から融資を受けた場合、建設は政府主導となるため、アヤラとの交渉は白紙に戻されることになる。これに対してアヤラは、日本政府からの融資に協調して比政府側が出資すべき建設事業費を立て替えることによって、ＭＣＸの建設を除く運営・管理事業の請負契約を取り付けたい考え。