フィリピンで、中国から密輸された冷凍鶏肉からサルモネラ菌が検出され、消費者の健康リスクが懸念されている。上院議員キコ・パンギリナン氏が税関局とともに押収したもので、貨物は「魚」と偽って申告されていた。食品安全検査で菌の存在が判明し、国内市場への流通が防がれた形だ。パンギリナン氏は、密輸品が合法品より安く出回ることで農家が不利益を被っていると指摘し、政府に対し厳格な取締りと監視強化を要求。農業団体からも、違法輸入は生産者の経営を脅かし、食の安全を揺るがすとの声が上がっている。政府は引き続き調査を進め、違法な食品流通の根絶を目指す方針だ。
サルモネラ汚染の密輸鶏肉摘発 政府が取締り強化へ
2025/11/17



