フィリピン外務省は4日、パリ9区に設置されていた国民的英雄ホセ・リサール博士の胸像が、10月25日から26日の間に何者かによって撤去され、行方不明になったと発表した。フランスのフィリピン大使館は、フランス当局や現地のフィリピン人コミュニティと連携し、胸像の捜索や再設置の可能性を検討している。この胸像は2022年、パリ市政府やフィリピン人団体の協力により建立されたもので、フィリピンとフランスの外交関係樹立75周年を記念する象徴的なモニュメントだった。外務省は、「撤去の動機は不明だが、公共のモニュメントは破壊や盗難の被害を受けやすい」と述べ、両国の友好と文化遺産の保護を重視する姿勢を示した。(5日、Pジャーナル)
パリでリサール博士の胸像消失
2025/11/06



