シンガポールに拠点を持つ造船・不動産管理大手の比子会社、ケッペル・フィリピン・ホールディングスは6月24日に比証券取引所から自主的に上場廃止するために、公開株式の買い取りを開始したと発表した。同社はKepwealth社が89.86%株式を所有するが、残りの10.14%分の普通株式を1株当たり27.40ペソで買収すると公表している。ケッペル・フィリピン・ホールディングスの前身は1987年にマカティ&マニラ証券取引所に上場したケッペル・フィリピン・シップヤードで、スービック特別経済区に造船工場を操業したり、配電事業や土地開発、マカティ市における事務所ビル運営事業などに従事してきた。比証券取引所において自主的上場廃止が実施されるのは昨年12月12日に韓国の半導体メーカー、SFAセミコン・フィリピンが上場廃止手続きを完了させて以降、約半年ぶりとなる。(29日・マニラタイムズ)
ケッペルフィリピン 6月に上場廃止へ
2025/5/1
経済