国内配電会社最大手、マニラ電力(メラルコ)は今年1~3月期における電力販売量が1万2493ギガワット時と前年同期比1.5%増加したと発表した。電力販売量の伸び率は国内の経済活動の重要な指標だと言われている。住宅向け販売量が4257ギガワット時と同3%増加したのに対し、商業向け販売量が4744ギガワット時と1%増にとどまった。不動産業界向けの電力販売量が落ち込んだものの、小売業での需要が拡大したという。一方、製造業など工業向け販売量は3455ギガワット時と前年同期とほぼ同水準だった。同社では4月から電力販売量の伸び率がさらに上昇すると予測しており、25年通年の電力販売量は前年比で4.5%まで拡大する見通しだという。メラルコは首都圏やブラカン、カビテ、リサール、パンパンガ、ラグナ、バタンガス各州の約800万軒に対して電力を供給している。(21日・インクワイアラ―)
メラルコ電力販売量 1~3月に1.5%増加
2025/4/22
経済