アヤラ財閥傘下の再生可能エネルギー部門ACENの豪州子会社はこのほど、比証券取引所に対し、豪州の太陽光発電事業の増強事業に対する総額270億ペソ(7億5000万豪ドル)の協調融資を国内外の大手銀から確保したことを明らかにした。同社がニューサウスウェールズで進めている総発電量520メガワットの太陽光発電事業およびニューイングランドで進めている同521メガワットの太陽光発電事業の新設や増強支援に調達資金を投入する。協調融資に加わったのは比のCTBCバンク、豪州銀行のANZバンキンググループやコモンウェルス・バンク・オブ・オーストラリア、HSBCシドニー支店、日本のMUFGバンキングや三井住友銀王のシドニー支店など全11行。ACENは豪州で太陽光発電事業のほかに、風力発電や揚水水力発電、電力貯蔵システムなどを展開するための資金調達先の拡充に努めている。(16日・マニラブレティン)
ACEN豪子会社270億ペソ融資確保
2025/4/21
経済