国内第3の携帯通信企業ディト・テレコミュニティーを傘下に持つディトCMEホールディングスはこのほど、公正取引委員会がシンガポール企業のサミットテルコによる同社の90億株式の買収を承認したことを明らかにした。買収契約が履行されるとサミットテルコ側は持株比率を49%に引き上げることになり、ディトCMEの筆頭株主になる見込み。サミットテルコは現在、ディトCMEホールディングスの株式8.14%を所有しているが、その親会社のサミットテルコ・ホールディングスも16.89%を所有しており、計25.03%を所有、ディトの創業者であるデニス・ウイ氏の所有するウデンナ・コーポレーションの持株比率は54.77%だった。しかし、サミットテルコ側が137億7000万ペソを追加投資して持株比率をさらに引き上げることで、ウイ氏は筆頭株主としての地位を外資企業に譲ることになる。(1日・インクワイアラ―)
シンガポール企業がディト筆頭株主に
2025/3/4
経済
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