証券会社APセキュリティーズの研究アナリスト、シャウン・アティエンサ氏によると、拡大商銀最大手BDOユニバンクの純利息マージン(貸出利息収入と預金利息支出の差額)が中央銀行の利下げ継続により今年は減速するとみられている。実際にBDOは今年1~6月期の純益が406億ペソと上半期として過去最高だったが、前年同期比伸び率は3%にとどまっている。同期の純金利収入は981億ペソと同7%増、貸付総額も3兆4000億ペソと同14%増加した。一方、BDOのネストール・タン頭取も今年は世界経済の不透明感が強まり貸付需要が落ち込み同行の収益伸び率も従来より減速するとの予想を示している。BDOは今月29日に第4回目となる東南アジア諸国連合(ASEAN)サステナビリティ債券を発行し、50億ペソ以上を調達する計画。(29日・インクワイアラ―)
BDO純利息 マージンは減速か
2025/7/30
経済