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8月不良債権比率 5カ月連続上昇

2024/10/8 経済

 中央銀行によると、8月の市中銀行の不良債権比率が前月の3.58%から3.59%に上昇した。不良債権率の上昇は5カ月連続で、2022年6月の3.60%に近接する26カ月ぶりの高水準となった。貸付残高は前年同月比10.3%増の14兆3000億ペソで、返済期限から90日以上が経過した不良債権額は同15.8%増の5127億ペソ。各行による貸倒引当金の総額も同5.8%増の4824億9000万ペソに上昇した。リサール商業銀行の筆頭エコノミスト、マイケル・リカフォート氏によると、中銀が8月に政策金利を0.25%引き下げたにもかかわらず同月の不良債権比率が上昇したのは、消費者向けや企業向けローンなどの借入コストがまだ高止まりしているためだと分析している。(5日・スター)

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