26日の大蔵省証券(TB)の入札では、銀行がTBの購入を控えたため応札額は17億8,000万ペソと発行限度額45億ペソを大幅に下回った。これは、為替市場におけるペソ安ドル高傾向に加え、米連邦準備制度理事会(FRB)による公定歩合などの引き上げが予測されることから、今後、TBレートが上昇する可能性があるため。一方、TBを発行する大蔵省財務局は、当日の入札でほとんどの付け値を拒絶した。このため、実際に発行されたTBは2億ペソ相当にとどまった。その結果、指標銘柄である91日物TBのレートは先週とほぼ同率の8.377%となった。
econoTREND
1999/7/29
社会