包括的税制改革の一環として、外貨建て預金に7.5%の課税がなされるようになったにもかかわらず、7月3日時点のドル建て預金額は、5月レベルから5億700万ドル増の142億5,700万ドルに達した。中央銀行は課税による資本逃避は起こらなかったとしている。また、各行が15%の支払準備率が義務付けられているペソ建て預金から、現金支払いのための保有額が設定されていないドル建て預金へ資金を流したことも預金額の増大につながったと分析した。
econoTREND
1998/7/22
社会