国際農業生産者連盟(IFAP)は4日発表した総会決議書の中で、世界貿易機関の農業協定に盛り込まれている農業助成金制度の見直しを強く求めた。IFAPが今回特に見直しを求めているのは、ウルグアイラウンド・関税貿易一般協定(ガット)に含まれている、米国やヨーロッパ連合内で行われている農家に対する所得補助金と農産物の国際価格との価格差を政府が補助する輸出補助金に関するもの。フィリピンの農民グループなどは不公平な貿易慣行だとしてこの補助金制度を以前から批判していた。
econoTREND
1998/6/6
社会