米国の大手保険会社で組織するアジア・ソサイエティー(本部・ニューヨーク)は近くフィリピンの債券市場に関する調査団を派遣する。20人の団員はホスト役の経済団体「マカティー・ビジネス・クラブ」(MBC)の仲介で関係者と討議したりして一次情報の入手に努める。フィリピンの債券市場は大蔵省証券を中心に1996年末で211 億ペソの規模。今後市場は社債、ユーロ・ペソの発行などで飛躍的に拡大する可能性がある。この種の訪問団の来比は5月11日の全国統一選挙以降初めてで、MBCでは「これは比経済への揺るぎない信任投票を意味する」としている。
econoTREND
1998/5/26
社会