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フィリピン銀行協会は19日、来週23日の取引からペソの変動幅撤廃を決めた。ペソレートがこのところ安定していることと中央銀行との話し合いにより決定したとしている。ペソの対ドルレートの１日の変動を制限する制度は1994年に導入され、97年７月のペソ実質切り下げでいったん廃止されたが、変動が大きくなりすぎたため、２、３週間後に復活した。１月には１ドル＝45ペソ台の史上最安値を更新したが、２月ごろからペソ高傾向が続いている。シンソン中銀総裁はこの決定を歓迎し、さらにペソ高が続くものとみている。
econoTREND
1998/3/21
社会
