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ペソの対ドルレ−トの１日の変動を一定枠内に制限してきた変動幅制の廃止が決まったが、カルテックス、フィリピナス・シェル、ペトロンの大手元売り３社にとって石油製品価格自由化の早期実施は可能とみられている。だが、昨年、変動幅が拡大された際、石油各
社は製品価格の値上げにかかわらず大幅な損失を被ったため、エネルギ−省首脳は変動幅制の廃止決定は自由化早期実施への足かせとなるとみている。銀行との良好な関係を維持している大手３社は別として、新規参入業者の経営には影響が大きいためである。
econoTREND
1998/3/12
社会
