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経済と安全のバランスが重要 大統領、WHO事務局長と会談

2022/10/27 社会
大統領府に入るWHOテドロス事務局長(右)とマルコス大統領=大統領報道長官室公式フェイスブックより

WHOテドロス事務局長が大統領を訪問。防疫規制緩和のタイミングなどで意見交換

 フィリピン来訪中の世界保健機構(WHO)テドロス事務局長は25日、マルコス大統領を表敬訪問し、2者会談を行った。会談の中で大統領は、政府の新型コロナワクチン接種事業の効果を説明した上で、「国民は現在、新型コロナの感染が上手く制御されていると思っているが、そんな中だからこそ、経済と安全のバランス取りが重要だ」と強調した。大統領は同日、屋内のマスク着用義務の任意化に許可を出している。26日の英字紙スター電子版が報じた。

 それに対し、テドロス事務局長は、世界で新型コロナウイルスの新派生型の感染が拡大する中でも、検査や従来の感染予防策が有効であるとの見解を提示。「直ちに発見し、感染拡大を防ぐことが重要だ。あと数ヶ月感染への警戒を続ければ、(さらなる防疫規制緩和に向け)前に進むことがでるだろう」と述べ、当面の防疫規制の維持を勧めた。

 ▽コロナ以外も問題

 大統領はまた、健康を基本的人権と認め、住民の主体的参加を通じ全国民へ必要不可欠な保健医療サービスを提供する「プライマリーヘルスケア」が政府の最優先課題の一つだと説明。「コロナ禍で十分対策を講ずることが出来なかった他の疾病に対しても対策を強化しなくてはならない」と述べた。

 国連児童基金(UNICEF)は25日、比では小児用ワクチンを一度も接種していない児童が約100万人いると報告。ポリオ、はしか、結核など致死率の高い病気に感染しやすい状態にあるとしている。

 保健省は最近、麻しんの流行が迫っていると警告。国際的な予防接種目標が95%であるのに対し、比児童の接種率は62・9%に留まり、約300万人の児童が未接種だとして接種を呼びかけている。(竹下友章)

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