Logo

17 日 マニラ

31°C24°C
両替レート
¥10,000=P3,820
$100=P5,680

17 日 マニラ

31°C24°C
両替レート
¥10,000=P3,820
$100=P5,680

ポケモンGOと現実世界 社会現象となったゲーム

2016/8/28 社会

 スマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンGO」のフィリピンでの配信開始のニュースは、九州滞在中に舞い込んできた。「90年代の子ども」世代としては、兄弟と毎日のようにポケモンのゲームをして育った時代が懐かしい。ポケモンはアニメ化し、1998年には映画化。人気は爆発し、首都圏マニラ市のディビソリア市場にも、カードゲームやメーンキャラクター「ピカチュウ」の人形があふれた。

 あれから約20年。既に大流行している同ゲームは、衛星利用測位システム(GPS)によって、現実世界で画面の向こうにポケモンが現れ、ポケモンの捕獲やバトルを楽しむというもの。エドサ通りでは、実際のネズミだけでなく、ネズミポケモン「ラッタ」に遭遇することができ、パシッグ川でコイのポケモン「コイキング」を捕獲できるかもしれない。

 実際に筆者も福岡にいるとき、ゲームアプリをダウンロードしプレーしてみた。歩き回ることで健康にもよく、街の探検もできる。柳川沿いでは、公園いっぱいにゲームをプレーする人々が集まっていて驚いた。

 確かに同ゲームはよくできている。しかし、ゲームでなく現実世界を優先することも大切だ。人々が侵入禁止の場所でプレーしたという事件は、世界各国で発生し問題となっている。第71回目の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参列したときも、会場ではプレーできないようになっていた。市がゲーム会社に要望し、ポケモンが会場に出現しないよう設定させたという。

 比でこの設定を適用するならマニラ市のリサール公園だろうか。その場所が意味するものを各自が考え、ゲームをしないことによって敬意を払うべきである。現実世界とゲームの見境をつけることが大切だ。(24日・インクワイアラー・ギデオン・ラスコ氏)

おすすめ記事

織りなす文化、踊るバナナ 万博東南アジア回想②

2025/10/17 社会 有料
有料

中国戦闘機がPCGを妨害 スカボロー礁で、ブイ設置も

2025/10/17 社会 有料
有料

30年前の強盗犯送還 JPドラゴンメンバーも

2025/10/17 社会 有料
有料

道路横断で「日本式おじぎ」流行 イロイロ市が市民に注意喚起

2025/10/17 社会 有料
有料

内山安雄のフィリピン&アジア取材ノート第212回 1億円をもらいそこねた!

2025/10/17 社会 有料
有料

データとスタンプで知るアセアン 万博東南アジア回想①

2025/10/16 社会 無料
無料