ミンダナオ地方カカヤンデオロ市の一角で22日、史上最小の映画祭となった「フィルムフェスト」が開かれ、最優秀作品賞に「エスキーナ」が選ばれた。
同市のバランガイ(最小行政区)のプエルトで初めて開かれた映画祭の応募資格は、バランガイの住民であること。応募作品数は全部で4作。そのうちから監督、配役、カメラなどのエキストラ含め全員がアマチュアで撮った「エスキーナ」が最優秀作品賞に輝いた。これはエスキーナという名の交差点に立ち、家族を養うために違法の麻薬シャブを売る男の直面するジレンマを描いた小作品。
準優秀作品賞と佳作の賞のほか、特別賞として映画「パメラ」も表彰されるなど、全部の参加作品に賞が授与された。(25日・ブレティン)