台風ヨランダ(30号)の直撃で大きな被害を受けたビサヤ地方レイテ州や東サマール州に「聖週間」中に首都圏から里帰りする人々に対し、バス会社が1人当たり200ペソの「台風特別割引き制度」を実施した。
首都圏開発庁(MMDA)の指導のもとで、対象となる市町などに路線を持つバス会社が対応する粋な計らいとなった。
帰省バスの正規料金は往復で千ペソ前後とされており、割引き率は20%程度になるという。MMDAのトレンティーノ長官は「聖週間は被災した家族が再会し、被災という悲劇の後に、キリストの受難と復活に思いをはせるのには一番いい時期となる」と述べており、多くの人々が往復割引きを利用するよう促した。(16日・ブレティン)