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台風ヨランダ（30号）で被災したタクロバン市では、生演奏と花火で新年を迎えた。大みそかの午後11時から市内カンフラオの丘の上にある市営ホールで開かれた演奏会は、ロック演奏で始まり、ポピュラーソング「私のただ一つの宝物」を歌手のカロル・バナワが、舞踊チームを従えて歌った。
花火の供宴は約15分間。夜空を鮮やかに染めた花火は、数キロ離れた被災者たちからも見えたという。同市の関係者によると、この花火は、花火製造のドラゴン・ファイアーワークス社（ルソン地方ブラカン州）の提供で、同社の技術者らが29日から現地入りして準備をしてきたという。
同社は昨年９月にドイツで開かれた花火世界大会で、アジアの国では初の栄冠を勝ち取った。 （３日・ブレティン）
