イタリアとサウジアラビア合弁の果物輸出企業大手、ユニフルーティ・グループ・フィリピンは、今年中に2千万ドルを新たに投資し、ミンダナオ地方マギンダナオ州のイスラム教徒自治区(ARMM)にあるバナナ農園を千ヘクタール拡大し、現農園の規模を倍増する計画である。先ごろ開かれたミンダナオ農業投資フォーラムで、同グループのジョン・ペリーン会長が明らかにした。同会長は南ラナオ州のパイナップル農園も拡大する計画があるとも語った。
フォーラムで同会長は、ミンダナオ地方には台風の襲来がなく、果物だけでなく野菜栽培にも最適と話した。同グループが生産するバナナやパイナップルなどは、主に日本、韓国、中東諸国などに向け輸出されている。(17日、ビジネスワールド)