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比バナナ生産者輸出業者協会（ＰＢＧＥＡ）は、ミンダナオ地方のバナナ生産者らの要請を受けて声明を発表し、政府に対し豪州向けバナナ輸出について、世界貿易機関（ＷＴＯ）への働き掛けを一層強めるよう要請した。長年の懸案である対豪バナナ輸出は、比政府がＷＴＯの紛争処理機関に提訴し、２００３年夏に調停委員会が設置されたが、両国間の対立の溝が埋まらず、輸出の門戸は依然閉じられたままである。
両国間の協議で最大の対立点は、豪側が比バナナの受け入れにあたり、無穴のビニール袋包装を求めていること。ＰＢＧＥＡによると、熱帯の比では、バナナの腐食を早めるため、これは不可能という。背景には豪国内の生産者らの強い圧力があるとみられている。 （19日、ビジネスミラー）
