Logo

23 日 マニラ

30°C23°C
両替レート
¥10,000=P3,730
$100=P5,830

23 日 マニラ

30°C23°C
両替レート
¥10,000=P3,730
$100=P5,830

ハロハロ

2011/1/17 社会

 日本人にとってチップはわずらわしい。いくら渡したらよいか分からぬ、小銭の用意がない……etc。欧州を初訪問したときは、ホテルのボーイの手を払いのけて重い旅行かばんを自力で運んだりした。しかし、フィリピンと縁が出来てから対応が変わった。チップを期待する職種の人々に多少とも寛容になった。

 滞在中の首都圏のホテルでは毎朝、各種英字新聞を各部屋に1部ずつ無料で配布している。仕事上必要なので、英字紙を複数届けてくれるようボーイに頼んだ。お礼として1週に1度、チップを100ペソ。今ではマニラ新聞の他に英字紙3紙が早朝、手元に届くようになった。ホテルは新聞を多めに買い込んでいるから、新たな負担が生じるわけではない。こちらは新聞を買いに着替えて表通りに出る手間が省け、しかも格安で入手できる。

 若い頃、パリで暮らした米作家ヘミングウエーは長編「日はまた昇る」の中で、チップの国フランスを主人公にこう独白させている。「仏に戻るとほっとする。万事、お金が有効に働く。チップを弾めばボーイたちともすぐ友達になれる」。少々の金で人間関係の円滑になる国が旅行者には快適という作家の本音だろう。話を戻すと、100ペソの支出で私は費用と手間が省け、ボーイは少々の機転で収入が増え、ホテルは特段、懐を痛めずに顧客の好感度を高める。落語の大岡裁き風にいえば「三方一両得」ではないか。(紀)

おすすめ記事

汚職公務員への死刑法案提出 「銃殺刑執行隊」設置を規定

2025/1/23 社会 有料
有料

中国人スパイ容疑者の情報提供 出入国管理庁がNBIに

2025/1/23 社会 有料
有料

被害者は19歳留学生 マラテ拳銃路上強盗事件

2025/1/22 社会 有料
有料

「ルフィ」一味メンバーを拘束 警察偽装カード詐取事件に関与

2025/1/22 社会 有料
有料

84%が政府を支持 南シナ海対応で、OCTA調査

2025/1/21 社会 有料
有料

マラテで再び路上強盗 首都圏で11件目

2025/1/21 社会 有料
有料