貧困層の子供たちへの教育普及が進まない中、国際的な非政府組織(NGO)の「ワールド・ビジョン」はこのほど、イロイロ州内の市町で貧困から就学機会を奪われている子供たちへの識字教育事業に取り組むと発表した。
同事業は4年間の計画で、実施されるのはイロイロ市マンドゥリアオ地区カルジュナン・バランガイ(最小行政区)とエスタンシア、アフイ両町で、比政府および比側基金の協力も得ながら行われる。
同団体はこうした事態を重視、さらに、アキノ新政権が発足したことも受けて、貧困児童たちに継続可能な教育機会を提供することにした。
同事業には米国の労働省が資金援助を行い、子供たちの将来につながる実際的な教育に力を入れている。(16日・サンスター)