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喫煙認めよう

2010/5/31 社会

重圧への緩和剤

 大統領に就任する上で、やっかいな事の一つは、不健康な習慣と認識されている喫煙をどう正当化するかだ。カブラル厚生長官の禁煙勧告に対し、アキノ上院議員は「禁煙をすることは不必要なプレッシャーを自分に与え、決断の際に影響を及ぼす」と釈明した。

 国家の指導者にとって喫煙が重要なのであれば、好きなだけ吸わせたほうがいいだろう。

 閣僚会議で人質を拘束中のイスラム過激派、アブサヤフに攻撃を仕掛けるかどうかの判断を迫られた時の緊張状態を想像してみたまえ。たばこに火を付けたいがために協議に集中できない可能性がある。そのために誤った判断を下した場合、同厚生長官や禁煙推進団体はその責任を取れるのか。一票を投じた有権者も喫煙を問題視していないだろう。

 オバマ米大統領が喫煙家であることも同議員の正当化につながる。報道によると、オバマ大統領はミッシェル夫人に約束した禁煙を就任後に実現できなかった。

 オバマ大統領が健康診断を受けた際、担当医は禁煙できないと判断し、やめる努力の継続を提案するにとどめた。しばらく診断を受ける必要がないほど健康状態は良好だったという。

 アキノ議員の健康状態には疑問もあるが、仮に診断を受けても「患者の秘密保持」を盾に説明しないだろう。しかし、大統領に就任すれば、自身も喫煙家だと理解しているから健康状態を明かさない理由はない。

 ここで提案がある。オバマ大統領と同じく、アキノ議員が健康状態の詳細を定期的に説明すると約束すれば、喫煙を認めようではないか。精神鑑定までは求めないが。(27日・スタンダードトゥデー、ジョジョ・ロブレス氏)

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