ミンダナオ地方などで活動するイスラム系および共産系の反政府武装勢力が、十歳代の「少年兵」を戦闘に参加させている問題が浮上する中、同地方北コタバト州でこのほど、十四歳と十八歳の少年兵二人が国軍に拘束された。
調べによると、二人はいずれも同北コタバト州トゥルナン町マクランの出身で、比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)の部隊に所属、同町バコンで今月三日に起きた国軍部隊との交戦中に拘束された。
交戦では空軍機が出動するなど、激しい戦闘が展開され、国軍兵士一人が負傷した。
少年兵二人は現在、同州マキララにある陸軍第五七歩兵大隊本部で、NPA部隊に加わったいきさつなどの取り調べを受けている。(5日・サンスター)