セブ州マンダナウエ市では十二日の公立小学校入学式で登校生が昨年より約五千人増えて、四万人になった。市学校当局によると、増えた理由の第一は、私立校の授業料が上がって、公立校に転校した生徒が多いこと。次に教育省が新入生の制服着用を強制したり、寄付金などを徴収しないよう指令したため、保護者が子どもを学校に行かせるようになったという。
隣のラプラプ市でも、登校した生徒数が微増したが、原因はマクタン経済特区での雇用増のほかに、学校が経費徴収しなくなったため、中途退学の学童の復校もあった。
学童数の増加で、両市とも抱え込んだのは先生不足。マンダウエ市では百二十五人、ラプラプ市では百人、教員補充の必要があるという。(12日・ブレティン)