ビサヤ地方は二〇〇四年大統領選でアロヨ大統領の地盤になったが、普段は仲が悪いガルシア・セブ州知事とオスメーニャ・セブ市長がそろって汚職疑惑に揺れるアロヨ政権支持を明らかにした。
オスメーニャ市長は二月二十七日の記者会見で、大統領辞任を要求する人は政治的な意図を持っていると疑い、「もしピープルパワーで政権が打倒されるようなことがあれば経済が不安定になる、疑惑は上院ではなく、刑事法廷に出されるべきだ」と述べた。
一方、ガルシア州知事は「うわさされる犯罪が貫徹されず、政府に損害を与えていない点に留意すべきだ」と主張、「セブ州民は一時的な雰囲気や感情と永続的で真に重要な問題をきちんと区別すべきだ」と呼び掛けた。(2月28日・サンスター)