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ハロハロ

2007/3/26 社会

 三年半ぐらい前、東京で小さな出版社の社長さんと面談したことがある。知り合いの記者を通じて会いたいと話がきた。フィリピンについて何でもいいから面白い話を書いてくれないかという。その出版社はきわめてお堅いホンを出版しており、時に柔らか物を出さないと資金が回らないという。どんな話を書けばいいのか。 

     ▽

 ためしに、マニラ新聞の「大衆紙の話題」に載っていた高圧線ドロの話をしたら、「それは面白い」という。「マンホールの蓋(ふた)が盗まれ、そこへごみを捨てるから、下水道が詰まってマニラ市内ではちょっとした雨ですぐ洪水になるのです」と話したら、社長さん、手をたたいて「そういう話でよろしく」と。

     ▽

 マニラ本執筆の要請に応えきれぬうちに、この手の話題が日本で日常化してきた。公共資材の盗難事件が続出している。公園や道路、波止場の車止め、道路脇クリークの覆い、高圧線、果ては銅製の半鐘まで毎日だ。茨城、栃木県下では火の見やぐらから半鐘が引きずりおろされ、盗まれた数、三十を超えるという。急成長を続ける中国で金属需要が高まり、国際的な品不足のせいとか。それにしてもひどい乱れようだ。フィリピンのことを笑っていられなくなった。(紀)

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