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ハロハロ

2006/1/23 社会

 東南アジア諸国と関係して、興味を引かれるひとつがどの国も多様な民族を抱え、そこに多様な文化・伝統が今も息づいていること。フィリピンも例外ではない。

 正月休暇を利用し地方を訪れた当社の若い記者たちが、嬉々(きき)として語る少数民族の暮らしぶりは実に新鮮で、訪問を重ねながらも首都圏を出ていない身にこの国の「別の顔」を教えてくれた。

 新年早々、マカティ市内

で開かれたミャンマーの独立記念パーティーも、同国の直面する少数民族問題の困難さをあらためて知る場となった。民族衣装のロンジー(腰巻)に伝統の布バッグ(シャンバッグ)を肩に下げた若者たちの出身族はビルマ、カチン、カレン、シャン、アラカンと実にさまざま。

 いずれも首都圏の大学に留学中の学生たち。専攻は哲学から経営学まで多様だが、卒業後の進路に話が及

ぶと、ほぼ全員が言葉を濁した。「親の貿易業を継ぐ」と答えたのは哲学専攻の女子学生(アラカン出身)。残りは「出身地に戻るが、そこでの就職は困難」という。言葉少なだったが、その理由が民主化を拒み続ける現軍事政権の厳しい少数民族政策にあるのは明らか。

 学問を修め、将来を担う若者たちが表情をくもらせるミャンマーの現状に、春風が吹き込むのはまだ先のようだ。     (道)

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