ビサヤ海に面するセブ州北端のバンタヤ島は海中生物の宝庫だが、「ダンギット」という名で知られる干物を世界市場に売り出そうとしている。
仕掛け人は科学技術省セブ事務所とバンタヤ町役場で、州選出のアサス・マルチネス下院議員も一役買っている。これまでビサヤ・ミンダナオ地域ではみやげ物として知られていたが、国際市場に打って出るには食品衛生基準を満たすのが大前提となる。
まず衛生的な太陽熱乾燥施設を完備しなければならない。真空パッケージは条件の一つだ。バンタヤ名産干物のブランド名を統一しなければならない。科学技術省が地元業者の指導を始めた。干物に目のない日本人の支援も歓迎されそうだ。(20日・ブリティン)