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ハロハロ

2005/4/4 社会

 アラバンに住む友だちから聞いた話。

 「空港で大変な目に遭いましたよ。もう、フィリピンはこりごり……」。その日の午後便でマニラ国際空港から帰国したばかりの友人が、夜遅く電話を掛けてきた。出国審査で旅券を出したところ、突然、審査官が手持ちのバッグを開けるように要求、胃腸薬の入った小瓶の中まで徹底的に調べられたという。

 その友人は右親指の先をなくしている。三十年前、北海道で牧草を刈り込んでいる最中、電動カッターの刃が当たったそうだ。

 比入国管理局の発表では、昨年、入国を拒否された日本人は四百六十五人。大半は指の欠損、入れ墨などから暴力団員と断定されたのが理由だ。「暴力団員に間違われたとしか考えられない」と友だち。筆者も一緒にゴルフを楽しんだが、風貌(ふうぼう)から受ける印象は、とても「その筋」の人とは思えない。それも入国時ではなく、出国の際の出来事。

 「ひょっとしたら」と思うのは、取り調べ中に「カネを持っているか」と二度も尋ねられたということだ。審査官の言動は結局、庶民の温かさに触れて、先入観と全く違うフィリピンを発見した日本人に「二度と行きたくない」と言わせる結果になった。 (濱)

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