アジア開発銀行(ADB)はこのほど、フィリピン国鉄(PNR)の再建計画事業に50万ドルを融資した。トリニダッド運輸通信次官によると、同事業は比国鉄再建の可能性を調査、黒字経営に向けての方策を探る。調査対象の一つとして、ルソン島北部のラウニオンから、首都圏やラグナ州カランバ町、さらにルソン島南部のソルソゴン州まで結ぶ営業路線の延長整備計画が挙がっている。政府は現在、PNRに年間700万ペソの補助金を支出しているが、鉄道運営を維持するのが精一杯で、メンテナンス費用が十分に確保できていないのが実状。
econoTREND
2001/8/17
社会