石油元売り最大手のペトロンは6日、2000年度の決算で11億ペソの純損失を計上したと発表した。同社創設以来の記録的な赤字決算で、純損失を計上したのはアジア通貨危機が起きた1997年の5億ペソ以来。99年は22億ペソの純益だった。同社は大幅赤字の要因として、ペソの対ドルレートの暴落と、国際市場での原油価格の暴騰を挙げている。しかし、2001年度は、外国為替市場でペソが安定すると見込まれ、経営が健全化すると楽観視している。
econoTREND
2001/2/9
社会