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米国のケムオイル社と伊藤忠商事の合弁会社ケムオイル・アジア社は、フィリピンからの撤退を検討している。同社はミンダナオ地方のノノック島にあるニッケル精錬施設内で７つの石油貯蔵タンク（貯蔵能力計98万バレル）を運営している。しかし、①同施設を政府から買い受けたフィルニコ・インダストリアル社が施設の民営化以前にケムオイルが政府と結んだリース契約を認めない②港湾庁が同島の波止場の拡張を認可しない——などの理由で、マレーシアに経営基盤を移転させるもよう。
econoTREND
2000/12/7
社会
