不動産大手のASBグループ・オブ・カンパニーズは、負債の一部を保有する不動産により返済することで債権者と合意に達した。特に、無担保の貸付金を対象に実施する意向。同社は、主に首都圏でBSAツインタワーなどコンドミニアムの建設を手掛けていた。しかし、供給過剰による不動産市場の低迷に加え、債権者が突然、融資契約を破棄するなどで経営が破たん、負債の返済を一時中止していた。負債総額は127億ペソで、アジア経済危機後、不動産部門では最大級。主な債権銀行はメトロバンク、アライドバンクなど。
econoTREND
2000/12/2
社会