アヤラ系のグローブ・テレコムは、ロペス系のバヤン・テレコミュニケーションズ(バヤンテル)との合併を先送りする方針を固めた。先に買収したイスラ・コミュニケーションズ社(イスラコム)との業務統合を優先するため。グローブは、地上電話回線部門の強化を目的に1998年よりバヤンテルと合併に向けての話し合いを続けてきた。しかし、経営パートナーであるシンガポール・テレコム・インタナショナル社が、携帯電話部門を優先する方針を打ち出したため、バヤンテルとの合併は経営最優先事項から外され、交渉を中断した。
econoTREND
2000/5/6
社会