ココナツ協会発表よると、今年2月のココナツ油の輸出量(速報値)は5万1,850トンだった。前年同月比128%増と大幅に伸びた。原料となるコプラ(乾燥ココナツ)の生産高が回復基調にあるのが主因。昨年度は、干ばつの影響が尾を引きコプラの生産高が激減。そのため、ココナツ油の月間輸出量は2万3,000トンまで落ち込んだ。同協会は、ココナツ油輸出量は増加傾向にあるものの、今年下半期(7—12月期)にはエルニーニョ現象の再発が予測されているため、年内に通常レベル(同7—8万トン)への回復は難しいとみている。
econoTREND
2000/3/4
社会