フィリピンを代表する複合企業の1つアヤラ・コープは、1999年度の連結決算で純利益が前年度比22%減の51億ペソと大幅な減益となったと発表した。傘下企業のうち、①不動産部門のアヤラ・ランド社の純利益が前年レベルにとどまった②中核銀行のバンク・オブ・ザ・フィリピンアイランズ(BPI)は前年比12%減と落ち込んだ——などが要因。通信部門のグローブ・テレコムと食品のピュアフーズは増益を達成した。アヤラは昨年度、電子商取引を扱う新会社iアヤラ社を設立するなど情報テクノロジー(IT)関連事業に力を入れている。
econoTREND
2000/2/26
社会