国内19のセメント製造会社で構成されているフィリピン・セメント・コープ(フィルセムコ)は、「日、台湾系現地法人がセメントをフィリピン市場でダンピング(不当廉売)している」と主張、訴訟に踏み切る方針。ダンピング容疑が掛けられているのは日系のサウザン・クロス・セメントと台湾系のTCCセメント社。両社とも本国の親会社からセメントを輸入、比国内で販売している。フィルセムコによると、両社のセメント輸入価格はトン当たり20ドルと本国での販売価格(日本同70ドル、台湾同65ドル)を大幅に下回っているという。
econoTREND
2000/2/24
社会