政府は、2000年度(1—12月期)に海外から総額10—15億ドルを借り入れる必要がある。これは、主として年内に満期を迎える計500億ペソの債務の返済などのため。このため政府は、アジア諸国に対する緊急借款支援である「宮沢基金」から3—5億ドル規模の借り入れを行う方針。同基金からの借入方法としては、①サムライ・ボンド(外国人が日本で発行する円建てボンド)の発行②アジア開発銀行(ADB)など国際金融機関、あるいは商業銀行など民間部門に対する協調融資の要請——を検討している。
econoTREND
2000/1/13
社会