国際通貨基金(IMF)は最新の世界経済見通しを発表し、フィリピンの2026年度経済成長率予測について、従来の5.8%から5.9%に上方修正した。2025年成長率については5.5%と予測しており、比政府の目標値である5.5~6.5%の下限に納まっている。IMFのミッションチーフであるエリフ・サクセガアード氏は比経済の強みについて「相当な人口ボーナス期を持ち、豊富な天然資源を抱えるという重要な潜在能力を持つ。政府もインフラや保健医療、教育のギャップを減らす改革を進め、外国直接投資を促進し、輸出市場の多様化を図っている」とし、対外的な課題や諸外国の政策の不透明性に対してもレジリエントな強みを発揮していると評価した。(30日・インクワイアラー)
比26年成長率 5.9%に上方修正
2025/7/31
経済