会計検査院によると、2024年度の政府高官の報酬額ランキングでエリ・レモロナ中央銀行総裁が総額4796万ペソでトップとなっている。同氏は2023年7月に同総裁職に就任したが、23年比でも報酬額が35%増加した。同氏の毎月の基本給は100万ペソで、年間基本給は1200万ペソ。その他の手当やボーナス、インセンティブなどが3370万ペソ加算されているという。また、政府高官で報酬額2位は中銀副総裁のフォナシエール氏で総額3000万ペソ超だった。また3~10位までもすべて中銀の金融政策委員ら幹部らで占められ、その報酬総額は2300万~2900万ペソとなっている。2020年の政府高官報酬ランキングでは最高裁長官や最高裁判事、ランドバンクに吸収合併されたUCPB銀行の頭取や比開発銀行頭取などもトップ10にランク入りしていた。(5月30日・スター)
昨年の報酬額上位中銀幹部が独占
2025/6/2
経済