ピュアゴールドなどを経営するコー一族の小売持株会社コスコ・キャピタル傘下の輸入酒類卸大手ザ・キーパーズ・ホールディングスは9日、比証券取引所に対し、同社取締役会が小売店舗チェーンを展開する提案を承認したと報告した。同社はこれまでジョニーウォーカー、シーバスリーガル、サントリー、ホセ・クエルボなど海外の著名な酒類を輸入し、卸売りを続けてきたが、今後、小売にも乗り出す。ザ・キーパーズは、スペインから輸入しているアルフォンソブランデーの販売が好調で、今年1~3月期の売上が前年同期比20%増の40億6000万ペソ、純益も同14%増の6億9000万ペソと増収増益を維持。同社の親会社のコスコ・キャピタルも、個人消費が依然活発なことから、1~3月期総収入が567億ペソと同11.5%増、純益が36億8000万ペソと同7.6%増加するなど好調。(10日・インクワイアラ―)
輸入酒類卸売り大手 小売チェーン展開へ
2025/5/12
経済