昨年は世界のコーヒー生産国での生産量が落ち込んだこともあり、世界中でコーヒー豆取引価格が上昇しているが、フィリピンでも昨年のコーヒー生産農家による生豆の農場渡し価格が平均1キロ190ペソ66センタボと23年度の126ペソ22センタボから51%上昇している。比統計庁によると、昨年の国内のコーヒー豆生産量は3万2000トンと8年ぶりの高水準となり、年間のコーヒー豆生産額も61億ペソと前年比60%増加した。業界団体によると、ロブスタ種の国産生豆の市場価格は現在、キロ当たり300~400ペソと昨年から倍増しており、アラビカ種もキロ最高800ペソとやはり23年より倍増している。比コーヒー評議会のチット・フアン代表によると、国内産とベトナム産との間の価格差がほぼ無くなってきており、比のコーヒー農家が生産量を増やせるチャンスだという。(6日・スター)
比産コーヒー生豆農場渡し価格51%上昇
2025/4/7
経済