政府が進める公共交通機関の協同組合加盟と欧州基準の排ガス規制遵守車両への買い替えを軸とするジプニー近代化事業で、ジプニー運転手や運行業者からなる運行団体マニベラは19日までに、陸運事業認可規制委員会(LTFRB)がジプニー運行業者の協同組合加盟率を水増しして発表しているとして、3月24日から3日間にわたり抗議のための交通ストライキを実施すると発表した。これに対し、ディゾン運輸相は運行団体の代表との協議に応じる姿勢を示したほか、ストが実施された場合に影響を受ける通勤者・通学者らへの無料のバス運行などを実施できるよう関係政府機関や自治体と調整を開始している。LTFRBはジプニーなどの協同組合や会社組織への加盟率が86%に達したと公表しているが、ディゾン運輸相は最近、実際の加盟率は43%に過ぎないことを認めている。マニベラは、不正確な数字を公表し「嘘つきだ」と批判し、同委員会のグアディス委員長やすべての地域事務所代表らの辞任を求めている。(19日・スター)
ジプニー協同組合 加盟率偽装で抗議
2025/3/21
経済
