首都圏西部に水道を供給するマイニラッド・ウォーター・サービシーズの取締役会は同社の新規株式公開を実施することで承認した。15日に同社が比証券取引所に報告した。最大で普通株式24億6000万株を1株当たり20ペソで発行し、総額490億ペソまで調達する計画。これが実現すれば、比証券取引所における上場案件として過去最大となる。これまでの上場で最大だったのは食品メーカーのモンデニッシンが実施した総額480億ペソの調達額。マイニラッドのラモンシト・フェルナンデス社長兼CEOは記者団に対し「年内に上場に踏み切れるよう準備に入っている」と表明している。マイニラッド・ウオーターはコンスンヒ財閥のDMCIホールディングスとマヌエル・パギリナン氏が率いるメトロパシフィック・インベストメンツ、そして日本の丸紅が共同出資しており、首都圏水道局と水道供給事業の運営権契約を結んでいる。(17日・インクワイアラ―)
マイニラッド上場で 490億ペソ調達か
2025/3/18
経済
