アヤラ財閥の中核持株会社、アヤラ・コーポレーションは2024年決算報告を行い、連結純益が前年比10%増の450億ペソまで拡大し過去最高だったと明らかにした。ただし、特別損失を計上すると純益は420億ペソになる。傘下の拡大商銀大手BPIが純益620億ペソと前年比20%増加したほか、不動産部門のアヤラランドが純益282億ペソと同15%拡大した。また、携帯通信子会社のグローブテレコムの中核純益も215億ペソと同14%拡大。さらに、エネルギー事業部門ACENも純益94億ペソと同27%増まで拡大した。診療所や病院チェーン部門のACヘルスの純益は94億ペソと同10%増加し、収入も同22%増加するなど業界平均収入伸び率の8%を上回っている。一方、ACロジスティックスは22億ペソの赤字、中国BYDや韓国起亜車を輸入販売するACモビリティは4億6500万ペソの赤字で前年の赤字から4倍に拡大した。
(14日・マニラブレティン)